「007シリーズ」を世に送り出してきた映画監督について徹底解説!

007シリーズ」を世に送り出してきた映画監督について解説していきます。

映画「007シリーズ」は秘密のベールに包まれていたスパイの存在を
イギリス国内のみならず世界中に知らしめました。

コードネーム「007」として知られるプレイボーイにしてダンディな
イギリス人秘密情報部員ジェームズ・ボンドが活躍する007シリーズは60年以上の
時間が流れてもなおファンを魅了し続けています。

男はあこがれ、女はほれるイギリス人スパイのジェームズ・ボンドが活躍する
「007シリーズ」を世に送り出した映画監督について新たな発見が
あるかもしれません。

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●1:秘密のベールに包まれていたスパイの存在を知らしめた1本!


1962年に公開された映画『007ドクター・ノオ』は秘密のベールに包まれていた
スパイの存在をイギリス国内だけではなく世界中に知らしめました。

イギリス人秘密情報部員ジェームズ・ボンドの存在を知らしめた記念すべき
「007シリーズ」の第1作目で監督を務めたのはテレンス・ヤングです。

テレンス・ヤングは1915年6月20日、中国・上海で生まれました。

ケンブリッジ大学を卒業後、1941年に脚本を務めたメロドラマで注目され、
助監督を経て1953年の映画『赤いベレー』でハリウッドへ進出しました。

1962年公開の映画『007ドクター・ノオ』を監督し、初代ジェームズ・ボンドを
スコットランド人俳優ショーン・コネリーが演じました。

テレンス・ヤングは無名であったショーン・コネリーを自身が行きつけの高級な
仕立屋に連れていってスーツを日常的に着用させたというエピソードが
残っています。

映画「007シリーズ」のファッションにはテレンス・ヤング監督の嗜好が
少なからず反映されているといえます。

映画「007シリーズ」の第2作目で1963年公開の映画
『007 ロシアより愛をこめて』、「007シリーズ」第4作目で
1965年公開の映画『007/サンダーボール作戦』でも監督を務めました。

日本映画界を代表する三船敏郎、フランスを代表するハンサム俳優
アラン・ドロン、アメリカ映画界を代表する俳優チャールズ・ブロンソンが
共演した1971年に公開された異色の西部劇『レッド・サン』でも監督を
務めています。

オスカー女優オードリー・ヘップバーンが盲目となった女性を演じた
1967年公開のサスペンス映画『暗くなるまで待って』、
同じくオスカー女優オードリー・ヘップバーンが大手製薬会社社長の令嬢を
演じた1979年の映画『華麗なる相続人』でも監督を務めています。

秘密のベールに包まれていたスパイの存在をイギリス国内のみならず世界中に
知らしめた映画『007 ドクター・ノオ』で監督を務めたテレンス・ヤングは
1994年9月7日、フランス・カンヌにある病院で心不全により79歳で亡くなりました。

●2:映画監督デビュー作でアカデミー監督賞を受賞した名監督!


映画「007シリーズ」第23作目である2012年公開の映画『007 スカイフォール』で
監督を務めたのはサム・メンデスです。

映画『007 スカイフォール』は第85回アカデミー賞で歌曲賞と音響編集賞を
受賞しました。

「007シリーズ」第1作目公開から60年目という節目の年に監督を務めた
サム・メンデスは1965年8月1日、イギリス・レディング生まれです。

ケンブリッジ大学を卒業後、演出家としてキャリアをスタートさせ、アメリカの
平凡な核家族が崩壊する様子を描いた1999年公開の映画
『アメリカン・ビューティー』でアカデミー監督賞を受賞しました。

ハリウッドの伝説と呼ばれるオスカー俳優ポール・ニューマンと2年連続で
アカデミー主演男優賞を受賞したトム・ハンクスを起用した2002年公開の重厚な
アクション叙事詩『ロード・トゥ・パーディション』でも監督を務め、
悲劇的な状況下に置かれた父親と息子が心を通わせる姿を描きました。

ダニエル・クレイグとアカデミー助演男優賞を2度受賞した経歴を持つ
オーストリア人俳優クリストフ・バルツを起用した2018年公開のスパイ映画
『007 スペクター』でも監督を務めています。

『007 スペクター』は第88回アカデミー歌曲賞を受賞しています。

『007 スカイフォール』と『007 スペクター』の他にも『ジャーヘッド』、
『1917 命をかけた伝令』、映画『タイタニック』で共演した
レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットを起用した
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』、
アカデミー賞受賞女優オリビア・コールマンとアカデミー賞授賞俳優
コリン・ファースを起用した『エンパイア・オブ・ライト』などでも監督を
務めています。

●3:日系アメリカ人監督が送るダニエル・クレイグ最後の出演作!


日系アメリカ人監督キャリー・ジョージ・フクナガが監督を務めた作品が2021年に
公開された映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』です。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は人気スパイ映画「007シリーズ」第25作目で
あり、第94回アカデミー賞で歌曲賞を受賞しています。

監督を務めたキャリー・ジョージ・フクナガは1977年7月10日、
アメリカ・カリフォルニア州オークランド生まれで、英語、フランス語、
スペイン語の3か国語を話すことができます。

2004年の短編映画『ヴィクトリア・パラ・チーノ』がサンダンス映画祭で
上映され、2009年に『闇の列車、光の旅』で長編映画監督デビューを果たしました。

『ジェーン・エア』、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』などでも
監督を務めています。

スパイ映画『007カジノ・ロワイヤル』、『007慰めの報酬』、
『007スカイフォール』、『007スペクター』でコードネーム「007」を持つ
イギリス人秘密情報部員ジェームズ・ボンドを演じてきたダニエル・クレイグ
最後の出演作となった『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』は和のテイストを
感じるシーンがあります。

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まとめ

人気スパイ映画「007シリーズ」を世に送り出してきた監督を
3人紹介してきましたが、『007スカイフォール』と『007スペクター』で
監督を務めたサム・メンデスは1999年公開の映画『アメリカン・ビューティー』で
アカデミー監督賞を受賞したことがわかりました。

テレンス・ヤングは「007シリーズ」第1作目である1962年公開の映画
『007ドクター・ノオ』を手掛けた監督であり、キャリー・ジョージ・フクナガは
2021年公開の映画『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』で
監督を務めたことがわかりました。

テレンス・ヤング、サム・メンデス、キャリー・ジョージ・フクナガの
007以外の監督作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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