「ジャニーズwest」から「west.」へ 関西メンバー7人の漢気
2014年4月、ジャニーズ事務所から新たなグループが誕生しました。
関西ジャニーズJr.出身の7人組、その名も「ジャニーズwest」
(現在は「west.」に改名)。
『ええじゃないか』でCDデビューを果たします。
「♪ええじゃないか ええじゃないか~」という、
キャッチーな歌詞と盛り上がる楽曲に合わせて7人が楽しそうに歌い踊る姿は、
まだ記憶に新しいと思います。
そんなジャニーズwest、結成後に華々しくデビュー…かと思いきや、
なかなかにご苦労があった様子。
「ジャニーズwestのメンバーって、一体どんな人たちなの?」
そんな疑問にお答えしつつ、なぜ彼らが愛され続けるのかを考えてみました。
Contents
●ジャニーズ事務所から「ジャニーズwest」としてデビュー…までの紆余曲折
デビューまでのあれこれをまとめると、
2013年より、メンバー7人態勢(重岡大毅・桐山照史・中間淳太・神山智洋・藤井流星
濵田崇裕・小瀧望)でのデビュー準備が進められていた。
事務所から「関西ジャニーズJr.として出演する」と告げられる。
→しかしその後、「出演がなくなった」と告げられる。
→しかしその後、重岡、桐山、中間、小瀧の4人だけに
「やっぱりこの4人でデビューする」と告げられる。
→『ジャニーズカウントダウンライブ』で、
この4人でのグループ結成とCDデビューを発表する。
→メンバー4人が、当初の7人で活動できるよう事務所へ直談判、
メンバー増員の了承を得る。
→2014年2月5日、濵田・神山・藤井の3人が改めてメンバーとして加わり、
7人で活動することを正式に発表する。(ジャニーズwest結成日)
とのことです。
…こういうことって、どの事務所でもよくあるんですか……?
それはともかく、事務所の内情(?)に振り回されながらも、
「当初のメンバー全員でデビュー」という信念を貫いた7人、
すごく男らしくてかっこいいと思いました。
●ジャニーズwest 十人十色ならぬ“七人七色”のメンバーたち
さてこのジャニーズwestメンバー、調べてみると、なんとも個性派ぞろいでした。
*重岡大毅 ~センターはシャイな努力家~
自分だけの特技がほしいと独学でピアノを習い、ライブでもたびたび披露しているそうです。
人前で演奏できるレベルというと、かなりの練習量を積んできたはずです。
重岡くんといえば、明るい笑顔がかわいらしい印象があります。
そんな彼、意外と秘密主義で、メンバーにさえもプライベートはあまり明かさないんだとか。
*桐山照史 ~全世代から愛されるオールラウンダー~
バラエティ番組のMCも担当し、周りの空気を読みながらみんなを
笑顔にしてくれる桐山くん。
料理やDIY、バイクといった趣味に、一級船舶免許を持つなどと特技も多く、
なかでもダイビングに関しては、「ダイブマスター」という
上級のプロライセンスを持っているそうです。
*中間淳太 ~ジャニーズwest外交担当~
お父様が台湾人、お母様が日本人という国際派。
幼少期から英語や中国語を習得しており、非常に語学に長けているようです。
自分の学びを生かして観光英語検定2級を取得したり、
大阪マラソンにも参加したりと、何事にも挑戦する気持ちを持ち続けている人ですね。
*神山智洋 ~音楽活動に不可欠なウエストのオカン~
安定した歌唱力に加え、楽曲制作や振付、コンサート衣装のデザインにも携わるなど、
グループの音楽活動に精力的に取り組んでいます。
家事が得意という一面があり、“ウエストのオカン”と呼ばれ、
メンバーから慕われているそうです。
*藤井流星 ~メンバー1の天然キャラ~
どこのグループにも一人はいる天然ちゃん。
「取材中、水を口に含んだまましゃべり出した」
「フタの空いた飲み物を持ったまま話し込み、結果飲み物をぶちまけた」など、
メンバーから暴露されているそうです。
グループ内ではライブ演出を担当しており、先輩からアドバイスを受けたり、
海外アーティストの公演を通して勉強したりと、その熱量はかなりのもの。
*濵田崇裕 ~歌えます!回れます!~
グループの中で1・2を争うほどの運動神経の持ち主で、
アクロバットを担当しています。
過去にはマラソンに参加したほか、バラエティ番組ではフライボードに挑戦し、
水上でのバク宙を披露したそうです。
また歌唱力にも定評があり、フジテレビ系『千鳥の鬼レンチャン』の
「カラオケチャレンジ」ではレベル9を達成、かなり話題になりました。
*小瀧望 ~ジャニーズwestのビジュアル兼ボケ担当~
メンバーの中でも高身長でモデル体型のため、同じく高身長の藤井くんとともに
「ツインタワー」と呼ばれています。
幼少期からのサッカー少年であり、その経験を生かしてサッカー番組に
出演したこともあるようです
そんな小瀧くん、実はお笑い好きで、ライブ中のトークでもボケ担当になりたがるそう。
そのギャップがたまらないというファンも多いのではないでしょうか。
7人グループと聞くと大人数のように感じられますが、ジャニーズwestは、
1つのグループとしてまとまっている印象です。
それは、一人ひとりが持つ色を輝かせることが出来ているからではないかと感じました。
●ニンジン(=デビュー)を前にしてもブレなかったメンバーの絆
デビュー直前になって突然メンバー変更を告げられた彼ら。
しかし、選ばれたメンバーはそのままのデビューを良しとせず、事務所へ嘆願し、
結成当初からのメンバーでデビューできることになりました。
ジャニーズのアイドルにかかわらず、“デビュー”とは一種のステータスであり、
デビュー前と後ではやはり待遇も異なってくるはず。
「デビューできるのなら…」と、過去とは決別し生まれ変わる、
という気持ちを持っても不思議ではありません。
しかし、ジャニーズwestのメンバーは違いました。
目の前に「デビュー」というニンジンをぶら下げられても“当初のメンバー全員でデビュー”という信念を貫いた7人に、私は拍手を送りたいと思います。
●『ジャニーズwest』から『west.』へ 改名から見えたファンへの想い
2023年、事務所(当時)社長の不祥事を認めたことで、ジャニーズ事務所は岐路に立たされます。
社名がグループ名にもなっている「ジャニーズwest」は、改名を決意します。
新しいグループ名は『west.』(以降、「west.」と表記します)。
メンバーが話し合いを重ね、「“west”という名前を残してほしい」という
ファンの意見を尊重しながら、言い切る(ピリオドをつける)形にできるよう
名付けたそうです。
●まとめ
「関西のノリで、いつでも明るく、楽しそうなメンバー達」
これまで彼らに対して持っていたイメージですが、
今回彼らのことを調べていけばいくほど、一人ひとりの個性が光り、
芯の通った漢気あふれる7人だなと感じるようになりました。
どんな苦境に直面しても、グループがより良くなるように前を向き続けること、
そして、いつでもファンに寄り添い続けていること。
そんな彼らの姿に魅了される人々が、ますます増えていきそうです。
私自身も、ジャニーズwest改めwest.の今後の活躍を見届けていきたいと思います。
…まずはライブDVD観てみようかな。