「ジャスティス」とは? 映画でブルース ウィリスが演じた役について解説!

ジャスティス』とは2002年に公開されたアメリカ映画で、
ブルース ウィリスは捕虜収容所内のリーダー格ウィリアム・マクナマラ大佐を
演じています。

人種差別主義者のアメリカ人捕虜が亡くなるという殺人事件が発生し、
1人の黒人兵士に容疑が掛けられます。

捕虜収容所内で発生した人種差別に絡む殺人事件の真相に迫る怒濤の展開で
描かれるサスペンスです。

『真実の行方』、『オーロラの彼方へ』を手掛けたグレゴリー・ホブリットが
監督を務め、ブルース ウィリスの他にコリン・ファレルも出演しています。

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●1:映画『ジャスティス』の気になるストーリー

1944年、第二次世界大戦下のベルギー。

アメリカ上院議員の父親を持ち、軍団司令部に配属されたことから
戦場経験のない青年将校トミー・ハート中尉はアメリカ軍兵士に変装した
ドイツ軍に兵士に捕らえられます。

ドイツ軍の捕虜となったハート中尉はドイツにある、
5万人もの連合国軍兵士が収容されているムースブルグ捕虜収容所に収容されます。

ある日、捕虜収容所内で殺人事件が発生し、人種差別主義者として知られる
アメリカ軍兵士ビック・ベッドフォード軍曹が何者かによって殺害されます。

容疑者として1人のアメリカ黒人兵士リンカーン・スコット少尉が浮上し、
戦前にイエール大学で法律を学んでいたハート中尉はスコット少尉の弁護を
担当することになります。

ハート中尉は殺人事件を独自に調査して真相を追ううちに、
収容所内でアメリカ軍捕虜を取り仕切るウィリアム・マクナマラ大佐の存在に
行き着きます。

●2:捕虜収容所内で起きる殺人事件と人種差別を絡めたサスペンス

ブルース ウィリスが主演を務めた『ジャスティス』は、
ドイツに捕虜収容所内で発生した殺人事件と人種差別を絡めた異色のサスペンス映画です。

捕虜収容所内で起きた殺人事件の背後にある計画の存在が明らかになる
という内容に驚くと共に、黒人に対する根深い差別が軍隊内部にもあることを
『ジャスティス』を通して教えられました。

黒人兵士が白人兵士よりも階級が高かったとしても決して敬礼をしない、
ということは当たり前だったそうです。

激しい戦闘シーンがあるということを期待できる映画ではなく、
戦争とは何か、誇りとは何か、軍人とは何か、正義とは何かを
考えさせる映画だと感じます。

●3:監督を務めたグレゴリー・ホブリット

ブルース ウィリスが主演を務めた映画『ジャスティス』で監督を務めたのは
グレゴリー・ホブリットです。

アメリカ・テキサス州アビリーン生まれで、カリフォルニア州で育ちました。

リチャード・ギアが弁護士を演じ、エドワード・ノートンのデビュー作である
1996年の映画『真実の行方』を監督しました。

カトリックの大司教殺害事件の容疑者となった青年の姿と依頼人を
無罪にするためならば法律上許される範囲で詭弁を用いる弁護士の姿を描きました。

1989年の映画『グローリー』でアカデミー助演男優賞、
2001年の映画『トレーニング デイ』でアカデミー主演男優賞を受賞した
デンゼル・ワシントンを主演に起用した1998年の映画『悪魔を憐れむ歌』を監督しました。

イギリスのロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」の楽曲
「タイム・イズ・オン・マイ・ハンド」と「悪魔を憐れむ歌」を題材にした映画で、
時空を超えて人から人へ取りつく悪魔と連続殺人事件を追う刑事が繰り広げる
対決を描いています。

2000年には映画『オーロラの彼方へ』で監督を務め、30年前に殉職した消防士の父親と
無線で交信することに成功した息子が未来を変えるために孤軍奮闘する姿を描きました。

消防士の父親役を『アラモ』、『ライトスタッフ』、『ワイアット・アープ』などに
出演したデニス・クエイドが演じ、息子役を『モンテ・クリスト伯』、
『ハイウェイマン』、『パッション』などに出演したジム・カビーゼルが演じました。

『真実の行方』、『悪魔を憐れむ歌』、『オーロラの彼方へ』で監督を務めた他、
ブルース ウィリス主演の戦争サスペンス『ジャスティス』でも監督を務めました。

2度のアカデミー主演男優賞に輝いた名優アンソニー・ホプキンスが主演した
2007年の映画『フラクチャー』、2008年の映画『ブラックサイト』、
テレビドラマ『NYPDブルー』、『ジ・アメリカンズ』でも監督を務めています。

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まとめ

ブルース ウィリスが主演を務めた戦争サスペンス『ジャスティス』について
解説してきました。

『ジャスティス』はドイツにある捕虜収容所内で発生したアメリカ軍兵士の
殺害事件とその背後にある計画を描いています。

アメリカ軍兵士が殺害されたことで裁判が行われるという内容は
トム・クルーズ主演の映画『ア・フュー・グッドメン』を想い出させます。

殺人事件の真相を追う過程で、事件の裏に隠れている計画の存在が明らかに
なるという展開に引き寄せられます。

黒人兵士が白人兵士より階級が上であったとしても、決して敬礼をしないという
人種差別の根深さ、軍人とはどうあるべきか、正義とは何か、誇りとは何か、
戦争とは何かを深く考えさせる映画がブルース ウィリス主演の『ジャスティス』です。

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